ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
『そう。

そっか!!うん!』




曖昧にしか伝えてないのに、ちゃんとわかってくれた。
さっきよりもずっと嬉しそうに笑ってる。




『その人に服をプレゼントしたいわけね?

わかった!じっくり見ていって!』




俺を店の奥へと案内しながら姉貴は由宇さんの身長とか体型とか聞いてきた。




姉貴よりもう少し高い身長だった、スラッとしてる。



たったこれだけの情報で姉貴は次々と服を持ってきてくれた。




明るいパステル系だけど仕事にも着れる服や、ワンピースだったり。


でも俺が由宇さんにぴったりと思ったのが
白の半袖シャツにストールのついた服と

幅の広い黒のパンツに太いベルトを合わせた服の組み合わせだった。




「この組み合わせが一番似合いそうだ」



指差して告げると、姉貴は頷いた。




「パンツの丈の長さは平気かな?ヒールとか高めの靴も要る?」




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