ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
俯き手に持ってたしおりを見つめる。





結局、何も話しかけることは出来なかった。





出ていった彼女を見つめてただけ。













その後すぐにオリエンテーションも終わる頃、引率の先生が保健室に迎えに来てくれてマサ達と合流して中学校へ戻りそこで解散となった。





家に帰って、彼女が半分こにしてくれたこのしおりを手にとってずっと見つめてた。









願えば叶うって本当か?






俺の願いは、





この容姿を変えたい。







そんなの本当に叶うの?








「女に間違えられない容姿にしてよ。」





しおりにむかって呟きながら、彼女に名前聞いておけば良かったな

なんてそんな事をボンヤリと考えてた。










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