ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
何が起こったのかわからないといった感じの由宇さん。



ただ目の前の俺を動揺したまま見据える。



その目に心まで見透かされそうに感じて、からかうように笑いごまかした。



案の定由宇さんは顔を真っ赤にしながら怒る。



怒らせてしまったと思っているのに、次から次へと言い訳のような言葉が口から出てくる。



「由宇さんにもこれくらい出来るようになってもらわなくちゃ。

昨日部長に何もされなかったんじゃないですか?

きっとそれは由宇さんが壁を作ってたからですよ」




『あのねぇ!相田部長はあなたと違って紳士なの!

付き合っていきなりそんな事しないに決まってるわっ!』



しまいには、由宇さんと言い合いになってしまってた。
部長を庇うような由宇さんの言葉に、俺もムキになって更に言葉を続けてしまう。




「由宇さん、お堅い雰囲気が纏ってるんですよ。

それを取り払えるなら俺は口だししませんけど?

試しに今、俺を誘惑してみて下さいよ」






言った後にそれはおかしいだろって自分に突っ込みたくなった。



だけど引くことも出来ずに、続く言葉。



「俺が由宇さんに手出ししたくなるように仕向けてみて下さいよ。

それが出来たら、もう何も言いません」



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