ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
「不安にさせてごめん。

由宇は何も悪くない。

俺が…


俺がくだらない嫉妬でいっぱいいっぱいになってるだけなんだ」





過去に嫉妬したって無かったことになんて出来ないのに。




『嫉妬って、さっき伊東主任の事はなんとも思ってないって』

「だから伊東じゃないって」




そこまで言ってしまったと思った。




伊東じゃなければ誰かなんて、おのずと答えを言ってしまってる。





無言の中、由宇の両手が俺の頬を包んだ。




そしてそのままグイッと引き寄せられて唇が重ねられる



由宇からのキスはあの日以来。




想いが通じ合ったあの日、俺がキスしてとお願いした日以来だ。





さっき俺がしたように、唇をペロリと舐めて離れる。



キスした後はいつも恥ずかしげに目をふせたりする由宇が、今は俺をじっと見つめていた。





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