ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
由宇の足の間にカラダを入れた時、カラダが強張ったのが伝わってきた。




顔も強張って、それを隠そうとしてか横を向いて目を閉じる。




「由宇、俺を見て?」




ゆっくりと目を開いた由宇に触れるだけのキスをする。




「由宇が言ったように、痛いだろうし、辛いと思うかもしれない」




何も言わずに俺を見つめる由宇。





「だけど、乱暴には絶対しないから。

だから……」





痛くないようにするって言ってあげられればいいんだけど、

初めての痛みなんて男の俺がわかるわけもないのに簡単に痛くないなんて言えない。





『うん。もう大丈夫だから、……私の中にきて?』







俺の腕に手を這わせた由宇の手をとって指と指を絡めた。




そして少しずつ…由宇と繋がっていくカラダ。





『ーーッ!!……っん!』





由宇の辛そうな顔を見ていられなくて、目を閉じてしまいそうになる。





こんなにも繋がることが怖いと思ったのは初めてだった。




同時に、こんなにもカラダの繋がりが大切で愛しい行為なんだって気付く。



由宇の顔から目を逸らさないようにじっと見つめた。





俺を受け止めようとしてくれる愛しい人のこの表情を、一生忘れちゃいけないと心底そう思った。




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