ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
俺に言われてすっぱりとタバコも止めたお陰で、前より肌の調子が良いと言っていた。





最近、マサの店で始めたまつ毛パーマの練習台をお願いされた由宇の目元は幾分パッチリと見える。




ジッと見つめる俺に『ん?』と首を傾げる。




その仕草すらも可愛く見えるのは惚れているからとかではなくて、他の男でもドキッとするんじゃないのかな?





『他の資格って例えばどんな?』




由宇の仕草にドキッとしながら、それを隠して尋ねる。




『沢木さんみたくネイルアートとか、まつ毛パーマとか、美容関係もいいなって思ってるのよね』





沢木さんといえば6月にマサとグアムで挙式を挙げる予定。




沢木さんの夢が海外挙式だったらしく、身内だけで行うらしい。





その方が金もかからずに済むとマサも了承していた。




沢木さんも俺の働く会社を、去年に辞めてもともと持っていたネイルアートの資格を、マサの店で生かす事になった。




最近はまつ毛パーマを習得したらしく由宇のまつ毛パーマをかけたのも実は沢木さんだ。





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