ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
買い物袋を手にした母さんと同じくらいの年のおばさんが俺を訝しげに見ていた。





ここの家の人?







「あの…お宅に用とかじゃなくて…遠藤さんの家を探してたんです。

すみませんが、この辺に遠藤って名前の家ありませんか?」







怪しまれてると思ってたけど、この付近に住んでる人に聞くのが一番だって思って思いきって聞いてみた。






お願いだから隣の空き家がそうだったなんて言わないで。







手にじっとりと嫌な汗をかきながらそのおばさんが口を開くのを待っていた。








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