ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
入学当初より派手になった化粧と髪型の女子たち。




仲良くなりたいとは全く思わなかったけど。






マサにあれこれ追求されるより、カラオケにでもいった方がマシだって思えたんだ。






大きな声で教室を出る女子たちから少し遅れて歩き出した俺にマサはボソリと聞いてきた。






『昨日のアルバムのせいか?よくわかんねーけど、探してた人が卒業したのが原因?』







マサは何気に鋭いから困る。
いや、昨日の今日で俺の態度が違うから丸わかりなのか?







「わかってんなら聞くなよ。」







そう言った俺の肩に腕を回して強引に歩き始めた。








『新しい恋見つけよーぜっ!!』







マサは励ますつもりで言ったのかもしれないんだけどさ?






その言葉にとてつもなくショックを受けてしまった。





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