ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
新しい生活の中で新しい出会いもたくさんあった。



気の会う新たなダチとの出会い。




新鮮で高校生活よりも開放的なキャンパスライフ。
仲間たちとの楽しい充実した日々。





そんな日々の中、きっともう由宇さんとは会えないんだって心のどこかで諦め始めてきてた。



諦めが心をよぎっても高校時代の様に馬鹿なことしなくなったのは、姉貴の言葉があったから?



それとも昔ほど鮮明に由宇さんを思い出せなくなってきたからだろうか。




年月が過ぎてく度に色褪せてく記憶の中の由宇さん。



由宇さんの声。
由宇さんの目。
由宇さんの口。




由宇さんの…顔。
ボンヤリとしか思い出せない。





忘れてくのってみんなこんな感じなんだろうか?





ちょっとずつ…
俺の中で由宇さんが思い出に変わっていこうとしてる事に寂しさも感じながら大学生活は過ぎていった。






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