* ねぇ教えて *

Story of bonus

夜中 意識がハッキリとしてきたと思う。
いやまだ夢の中か?

何故か俺は 誰かに抱きしめられている。
今まで 心がこんなにも穏やかに感じた事が あっただろうか?

それに人肌 暖かい上に 柔らかい。
俺は もっとその柔らかさを堪能したくて ぎゅっと腕の力を込める。

ビクッて相手がなっている。

「何だよ…俺にも抱かせろよ…」

独り言のつもりが、相手に聞こえたみたいで、返事が帰って来た。

「バカっ。誰に抱かれてるか わかってんの?」

泣きそうな声は綾瀬だ。
俺は 多分3秒程 脳が完全ストップ、
いや、どうしたら正解ともわからずに

「お前、どうしてこうなった? いや、どうしたい?」

「匠が好きだよ。ずっと匠が乃愛を好きになるのと同じ位に 私も好きになったんだよ。」

俺は綾瀬のいつもと違う可愛いギャップと予想していなかった返答に 焦った。

「私は匠が大好きで、匠と付き合って 匠と一緒にいる時間を大切にしたいだけ…」

「それにね 匠の事一番わかってんの私だよ。乃愛はね、瀬戸くんが大好きで明日からは 匠相手にしてもらえないよ。私は匠にだけ かまって欲しい。ずっと、匠の瞳に映りたいの…」

綾瀬は泣きながら 俺の唇を奪う…

唇から綾瀬の気持ちが入ってくるのか、今までの どんなキスよりも脳が痺れ 最高に甘い…

あっ 唇が離れる瞬間思う…

俺 蕩けるキスがしたい。
もっとだ…
綾瀬、お願い…


だけど、照れ臭いから…
彼女をぎゅっと抱きしめ

「俺と付き合いたいなら…
もっとキスしろよ 鈴音。」

俺から甘い痺れるキスを求めて…

俺に教えろ…
誰も知らない 甘い鈴音を…


END
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