春はすぐそこ。

「牧野さん、由紀と付き合ってるの?」


「全くその気はないです。」
「昨日からな。」

古川と声がかぶる。

「どこまでおめでたい頭してるの?ふざけるのもいい加減にしてよ。」

「俺が付き合えって言ってんだよ。大人しく従え??」

超絶がつくほどの俺様ぶり。

「とりあえず教室行こうか?」

八木君はにこにこと笑いながら促す。

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