Lion Heart
「あっ、すぐご飯だからね。」
自分の部屋へと向かう私の後ろから、覇気のある声がした。
大好きな大きなクマのぬいぐるみに、
倒れかかるように抱きしめ、顔をうずめた。
明日で高校一年生最後の部活。
4月から新入生がたくさん入ってくれるといいんだけど。
「先輩かー」
ため息まじりに呟いた。
得体の知れないプレッシャーと
まだ見えぬ楽しさが
頭の中でぐるぐる回って、
何をしたらいいかわからない。
「んーーー、やるしかない!」
考えてたってしょうがない。
起き上がって背伸びをして、
勢いよく部屋を出た。