冷めた心に、暖かい日差しを...



スマホの時刻を見ると、30分経っていた


今は、午後8時半で見回りの時間は 9時なので そろそろ部屋に戻ろうと屋上に出た。





戻りたくないけど、バレるからね。





部屋に戻り、タオルとドライヤー髪を完璧に乾かし 新しいパジャマを着た




ドライヤーは 通販で買った
よく外で 雨に打たれるのが好きだから
冷たい私には、晴れより雨がお似合いでしょ?






スタンドの明かりを付けて
布団に潜り、本を読んでいると爽波先生が来た





「あれ、置きてたの?」




私が熱を出してるから、寝てると思ってたのだろう。




「目が覚めたので」




「そう、体調は?」





ちょっと不審に思われた...鋭いな。





「平気です」





「熱は.....、あるね」





寧ろ 上がってるだろう
雨に打たれたので 当然だ




下がらないな、と言いながら
私の頭を撫でる



その腕を叩きたかったけど
あまりにも 心配そうな顔をするから
出来なかった。












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