彼女が消えるその瞬間まで
「彼女はすごいと思います。そこにいるだけで人が集まる。



人を惹きつけるカリスマ性を持っている。


それは、社会に出たときに1番大切なこと。



うまく言えないんですけど、俺は彼女をすごいと思います」




これで伝わっただろうか。俺は緊張をほぐすために、お茶を流し込んだ。





姫百合の母さんは俺の目をじっと見て、口元だけ微笑んだ。




その目は透き通っていて、何色にも染まらない淡い色。




やっぱりキレイだと思った。




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