彼女が消えるその瞬間まで
気がつけば、辺りは茜色に染まっていた。
俺と姫百合は時間が過ぎるのも忘れて、子供のように、無邪気に遊んでいた。
すごく楽しかった。本当に。
人と遊ぶのがこんなに楽しいなんて思わなかった。
学校サボるのはいいとは思わないが、こういう日がたまにはあってもいいと思う。
俺と姫百合は遊び疲れて、浜辺に座っていた。
「翼くん、本当に楽しかったね!」
「あぁ」
「私、翼くんと海に来れてよかった」
彼女が海を見つめながら、嬉しいことを言った。