代書屋

第二節「弔辞」

大海「ゆうやくん

はじめて てがみを かきます

さいしよで さいごの てがみお かきます

せんせいに おしえてもらつて かきました

はるまさんに びしばし しごかれて かきました

きいてください

ゆうやくん

すきでした

いまでもすきです

どうしてわたしのまえから

きえていなくなってしまったの

ねえどうして

わたしはとてもたえられません

がまんできません

たえられません

しにたいです

ゆうやくんのうそつき

わたしといつしよにいたいといつてくれたのに

いつでもまみといつしよだよといつてくれたのに

どうしてですか

はるまさんが おしえてくれました

ききもしないのに
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