代書屋

第三節「ついに本題」

座っていた女「はじめまして。日馬(はるま)と申します。日馬富士の日馬ー。」

入ってきた女「私、大海(たいかい)です。大海真美ー。千代大海の大海ですー。」

日馬「相撲つながり、だねぇ。」

大海「ですね。」

日馬「それで、大海さん。」

大海「はい。」

日馬「あなたが思いを伝えたい相手というのは、誰?」

大海「元カレです。」

日馬「元カレー。終わっていない。」

大海「わたしの中では。」

日馬「こんな時代です。ラインでもなんでも。。」

大海「わたし、、字が書けないンです。」

日馬「そうなの。」

大海「彼にきちんと思いを伝えたくてー。」

日馬「ヨリを戻したい、とー。」

大海「(コクリとうなずく)」

日馬「ふむ、これは大仕事ね、、引き受けましょう。」

大海「本当ですか?!」

日馬「えぇ。」

大海「ありがとうございます!」

日馬「ただし。」

大海「はい。。」

日馬「報酬を先に受け取っておこうかしら。」

大海「あぁ。。」

日馬「ないわよねぇ。。」

大海「。。。。。。」

日馬「ねぇ。。」

大海「。。あります。」

日馬「あるの?!だ、だって、1000万、よ、、?」

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