ミステイクX X X *SS*
チョコと私
もうすぐバレンタイン。

そのバレンタインの前日に 高校時代の大親友と東京に遊びに行く予定。

斗真と会う約束もしているし、東京の同期との飲み会でもある。

私は前回の東京出張の時に仲良くなった 斗真と同じ部署の神崎さんから、色々な情報をGETしていた。

最近の斗真情報は…同期の女の子の告白情報。斗真は彼女がいるって断った事まで。
中々 遠距離スパイをしてくれる。

待ちに待った、当日になった。
私と友達は東京駅で斗真と待ち合わせをした。斗真に会うのは この前のデート以来で、約1ヶ月前。

会いたかった…言えないけど、すごく色々な事があったんだよ。斗真…

「斗真、久しぶり!!メイは前に会ってるから、覚えてるよね。この人は?」

「同期の田中。今日はね、同期メンバーの女子寮で騒ぐつもり。亜湖…おいで。」

斗真、二人きりじゃないのに 手を繋いでくる。嬉しいけど、恥ずかしい。でも、斗真も私と会いたかったんだと思い、ぎゅっと手を握った。二人にからかわれたけど、気にしない。会えないと 会えた時にラブ度がヤバい位に上昇するようだ。

寮って男性禁止じゃないのかな?寮という名前のシェアハウス的なものなのかな?

兎に角、東京ナイトを楽しむぞ~。で、テンションが上がっていた。確実に、いつもより。

寮での危ない行為が待ってるとは 知らずに、のほほんと私は 寮での飲み会を楽しもうと思っていた。

飲み会も 最初はみんなで盛り上がって 一緒に食べたり飲んだりしていた。気付くと、酔い潰れる女子続出。

私は飲めない人だから、最初から飲んではいないけど、普段が飲んだ状態に近いから、テンションはずっとキープ。

いつのまにか 斗真と別の部屋に来て、二人キスをしていた。

「ねぇ斗真…もしかしてここで、しちゃうの?」

私的には みんなに声とか聞かれたりするのは 斗真は特にまずいと思って聞いたんだけど、斗真的には 違った解釈。

私がvirginをここで迎えるの?って聞いたと思ってたみたい。

まだ、私は初めてのふりの演技を続行という とんでもなく 間抜けな でも本音は言えない夜を二人 キスをたくさんして過ごした。
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