直感的結婚~恋はこれから~
泰士さんが後ろから私を抱きしめて、純平くんの手を振り払った。純平くんに向けた冷たい言葉と反対に私の背中は温かさを感じる。
純平くんに何をされても泰士さんがきっと守ってくれる。
そんな確信を持ちながら、前に回された泰士さんの腕をぎゅっと掴む。
「うん、私が今好きなのは泰士さんなの」
「そうか……未練があったのは俺だけか……」
地面を見つめ、悲しげに呟いた純平くんは私に一瞬だけ視線を向けてから空港の中に入っていく。
これからどこかに出掛けるのか帰るのかは分からない。純平くんが今何をしているのかも分からないが、私にはもう関係ない。
「行きましょう。父さんたち、待っているから」
「ああ。美琴、行くよ」
「あ、はい!」
純平くんの後ろ姿をぼんやりと見ていた私は泰士さんに手を繋がれた。
いけない、いけない。
純平くんが悲しそうだからといつまでも見ていてはいけない。純平くんとのことはずっと前に終わったことだ。今さら思い出しても良いことは何もない。
純平くんは地味な私が不満だったのか、派手な一つ年上の先輩と寝た。
純平くんに何をされても泰士さんがきっと守ってくれる。
そんな確信を持ちながら、前に回された泰士さんの腕をぎゅっと掴む。
「うん、私が今好きなのは泰士さんなの」
「そうか……未練があったのは俺だけか……」
地面を見つめ、悲しげに呟いた純平くんは私に一瞬だけ視線を向けてから空港の中に入っていく。
これからどこかに出掛けるのか帰るのかは分からない。純平くんが今何をしているのかも分からないが、私にはもう関係ない。
「行きましょう。父さんたち、待っているから」
「ああ。美琴、行くよ」
「あ、はい!」
純平くんの後ろ姿をぼんやりと見ていた私は泰士さんに手を繋がれた。
いけない、いけない。
純平くんが悲しそうだからといつまでも見ていてはいけない。純平くんとのことはずっと前に終わったことだ。今さら思い出しても良いことは何もない。
純平くんは地味な私が不満だったのか、派手な一つ年上の先輩と寝た。