直感的結婚～恋はこれから～
まだ優しく撫でている彼はさらに嬉しくなることを言う。


「一人暮らしは気楽でいいと思っていたけど、美琴がいると全然違うね。一人よりも二人がいいと思えてしまうから不思議だよ」

「そんなふうに言ってもらえると私も嬉しいです」


家では優しくすると朝話していた泰士さんは本当に優しい。言われ慣れないことには恥ずかしくもなるけれど、素直に受け止めると嬉しいことばかりだ。

結婚生活に不安を抱いている私に気を使ってくれているのかもしれない。だけど、見つめる瞳は本当に優しくて気持ちがとても落ち着いてくる。

前途多難じゃないかと思えるスタートだったけど、この人と結婚しようと決めたことに間違いはなかったと思えるようにしたい。

だから、デートもお互いが楽しめるものにしたい。

これからの二人のためにも彼任せにしないで、行きたいところを考えよう。
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