赤メッシュのヤンキー少女が、フツウに恋をしてしまったら…
キーンコーンカーンコーン…
そんな考え事をしてる間にホームルームが終わっていた。
「あー終わったー!」
ホームルーム長すぎーあのハゲ鬱陶しいわ
飛鳥がそう言って笑う。
「お腹すいたー!!!」
わたしはちらりと梨子を見る。
梨子はにたりと笑ってうなづいた
「おーい、晴|《はれ》!
こっちに来いよー」
そうやって来たのは、黒髪のさらさらセミロングに膝丈のスカート
化粧っ気も無く香水もしていない
わたしたちに似つかわしくない地味な女の子
内山晴
わたしたち3人組のお気に入りだ。