星が繋いだキセキ
私は声が出なかった。背が高くて胸がドキっとした。

「は、はい。ありがとうございます。」
「番号あった?」
「背が低くいから見えなくて…。」
「何番?」
「2517番です。」
「あ!あるよ!」
「ほんとですか⁉」
「ほらあそこ。」
「ほんとだぁ!ありがとうございました!」
「いえいえ。じゃぁね。」

私の胸はとてもドキドキしていた。
またいつかどこかで会えるような気もしていた。それがいつになるかは私の知ったこっちゃない。


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