鬼羅 〜最弱の暴走族〜









『うわっ!なんだテメェ..!いつの間に』


『ガキはお家にかえりましょーねー?』


『おい待て、こいつどっかで見たこと..』





突然現れた黒いフードに顔を隠す少年?少女?に
男の一人が手を伸ばそうとする。


しかし..



『イデデデデ!折れる、折れる!』



男の腕を軽々と掴むと、思い切り捻りあげたのだ。
フードの中で口端が微かに上がる。

男が、なにかに気づいたように目を見開いた




『..!このガキ、”黒猫”だ!!やべえ、逃げるぞ!』






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