生きてあなたを愛したい
「竜さん、ご馳走様。美味しかった」
キッチンに顔を出すと、洗い物をしていた竜さんが手を止めて言った。
「いいえー!多分味噌汁しか食べてないでしょ、若姐」
「えっ」
「そうだと思って味噌汁の味噌、栄養分高いのに変えて野菜も入れておきました。本当に少食ですね」
「見抜かれてたかーっ」
あちゃーっと頭を搔く。
ほかも食べて下さいよっと泡がたくさんついた手を私に向けた。
「付く!!泡付く!!」
「はははっ、行ってらっしゃい、若姐」
「うん、行ってきます」
竜さんは私の3個上ということで歳が近いということもあり、仲良くしてもらってる。
「優雅、遅刻するよ」
ちんたらゆっくりご飯を食べている優雅。
まだ少し寝てる。
「あの学校に遅刻もなにも関係ねぇだろ」
「まぁ、そうだけど、今日真琴に会わないと行けないの。時間かかりそうなら先に行かせてもらうけど」