生きてあなたを愛したい





「葉月はどこだ」


「ふふーん♪どこだろーね」






「下條葉月は堂島若の女であり、黒龍の姫だ。
誰に手ぇ出したのか、よく思い出すことだ」




「こっわーっ…ねぇ、あの子は君らの大親友を盾にして自分を守ったんだよ?」



「お前が撃ったんだろ?皐月は葉月を庇っただけだ」



「ちぇーっしってんのか。」



「葉月はどこだって聞いてんだ」





「んー?今ねぇ、皐月を殺しに行ってもらったよ。葉月が俺のものになるには皐月も、妹夫婦も、…お前らも邪魔なんだよ」





お気楽そうな態度とは一変して、鋭く俺らを睨んだ。







「葉月には、「皐月を殺せば黒龍や関係者には手を出さない」そう言ったんだよ。けどね、俺は約束を守るようなえらい子じゃないからさ」






「「「てめぇ…」」」

「「クソ野郎が…」」


葉月は皐月を殺さない…絶対に……。







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