会いたい、ただそれだけのことなんです。







あのとき、一瞬だけ心桜が羨ましいと思った。




あのとき感じた気持ちや違和感は、まだ覚えてる。




だから、うちは本当はここにいてはならない存在。




でも、離れたくないの。




傍にいたいの。




せめてこの気持ちの正体がわかるまで。




足音が家中に響く。






< 82 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop