きっとあなたは知らないでしょう?
新しい始まり

出会い

―山口仁美―
ヤマグチ ヒロミ
今月入学したばかりの中学一年生。

小学生の時は
荒れた?時もあった。
好きになった人とはそれなりに仲良くなった。
だから中学生になったら彼氏もすぐに.....
って思ってた。
だけど,違った。
もっと純粋に「好き」っていう気持ちを知った。
今まで感じたコトのない気持ちを知った。

君に出会ったから....



入学式の朝
新しい制服
新しいバック
新しい上靴
新しい朝.....
お母さんとタクシーで中学に行った。
中学に着くとアヤカとカホとユウがいた。
3人とはケンカもしたけど仲がよかった。
3人とクラスが違ったコトに肩を下ろしながら階段を上った。3人と別れ,3階の一番端にある一年一組の教室へ向かった。新しい教室,初めて見る顔
自分の席に着く。
時間がたつにつれ,同じ制服を着た人達がぞくぞくと入ってきた。

そして,入学式
校長の話などなにも覚えてなかった。
これから始まる新しい生活への期待でいっぱいだった。

入学して数週間,中学校生活にもだいぶ慣れてきた。
違う学校から来た子ともだいぶ打ち解けてきた。
「ごちそうさまでした」
お弁当を食べ終わると,隣のクラスのカホに会いに行った。
話してると,
「あれが中山望夢よねぇ」
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