* Wonder-room…No.7 *
定時になったので 切りの良いところで仕事を終わらせ 帰る為に エレベーターに乗り フロアーに行くと…やっぱり1人いる。

あれは 大秦さんだ。あの人 オーラ半端ないし、格好良すぎるから、超目立つ。

会社では極力目立たぬ様に心がけてる 私の努力を返して…明日は会社でも 色んな人に囲まれそうだ。

「寧々~遅い。だいぶ待ったよ~俺。」

勝手に待っておきながら、何それ?

「会社に来てなんて 私言ってないよ。1人で帰れます。」

「はぁ?俺にそんな態度とか信じらんな~い。寧々大丈夫~?」

「よし帰るぞ。」と言いながら 腰に手をスッとそえてエスコートしながら歩く キラキライケメン。

「寧々、何処行きたい?どうしょっかなぁ?」1人上機嫌な極上イケメンの横で 仏頂面な女とのツーショット。これ、どう見てもおかしいでしょ?

なのに…彼は完璧です。遮る隙すらなく強制連行。私は大秦さんの車に乗せられ、夜の街に繰り出されるのであった…
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