* Wonder-room…No.7 *

あの…そろそろ~

連れられた場所。それは…行った事も見た事もない様な お洒落過ぎるbar。

普通の人なんか居ないじゃない!って言っても良い位 ここはモデルの溜まり場?顔とスタイル満点の人しか いない。

私は場違い過ぎて 落ち付けない。

…だから ピッチが乱れて お酒を許容範囲を越えて飲んでしまった結果

こうなった…

不本意ながら 大秦さんに寄り添わないと 自分の力では座る事すら出来ない。

「もう寧々~。初めから そうやって俺に甘えてれば可愛いのに。フフ…店長この子、レアでしょ?」

「大秦の回りには絶対居ないタイプだね。可愛い…俺に頂戴?」

「だ~めっ!!寧々は俺の。今はね…」

頭の奥の方で会話が聞こえるけれど、もう 言葉も話せない状態。

「寧々、帰ろっか?疲れた?」

大秦さん…なんかスゴく優しい気がする…返事も出来ないまま 瞼が重く目が開けれなくなった。

「寧々、寝ちゃった。俺、本当は…」

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