運命

父、母

グイッ
腰に手が回され引っ張られる

「チッ…想嬉にさわんな」

「統満?」

統満って…かわいいわ
親にまで嫉妬してる…なんて
ほんとに可愛くて愛おしい

「想嬉ちゃんごめんね…
想嬉ちゃんのこと電話で話したら
2人とも会うって聞かなくて
場所言わなかったのに調べたみたいで
恐るべし…星夜組」

「えっと…どうしよう…
ねぇ?統満…どうしたらいい?
どうしたら…私…なにが、どうなって」

ポンポン―――
頭を撫でられる

「想嬉、落ち着け」

落ち着けっていわれても
どうしたらいいのか分からない


「想瑚(そうご)さん、蒔嬉(まき)さん
想嬉に何があったかご存じですよね?
今は心を休める時間が必要です…
また後日、時間を取っていただけませんか?」

蓮琉……

「そうだな…すまない想嬉
俺達は何もお前のことを考えてなかったな」

「想嬉…ごめんなさい
でもこれだけは伝えたくて…
あなたは私の大事な娘…
会いたかった…ずっと会いたくて」

お父さん…お母さん…
どんな形でも会えたのは正直嬉しい…
会いたかったって思ってくれてたのも

「統満…あの」

「…準備させるから、少し待っとけ?」

言わなくても分かってくれる
統満にはなんでもお見通し
出会ってから1ヶ月もたってないのに
私の事を統満の全てで愛してくれる


「うん…ありがとう」

「想嬉ちゃんこっちに統満と座ってね?」

「想瑚さん、蒔嬉さんこちらへ」

「えっ?」

「お父さん、お母さん…聞かせて?
全て…今まで何があったのか…」

「分かった」
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