運命

想嬉

気づいたら私はベッドの上にいた
ここは…病院じゃない…どこかの家?
私…死ねなかったの?
車に轢かれるのがダメなら…
今度は飛び降りてみようか…

「起きたか…」

「?!」

誰?不思議な人…
纏う雰囲気はとても黒いのに落ち着く…
何より男の人なのに私の身体が
震えない…それどころか触れたいといってる

「星神想嬉…で合ってるか?」

私の名前…なんで?

「痛いところはないか?
気分が悪いとかは?」

怪我してないし気分も大丈夫
そう言おうとしたら

「――――――っ!?」

声が…でない?
うそ、なんで

「お前…声でないのか?」

フルフル―――
首を横に振る…

「何があった?」

何が…?
そんなの言えるわけない…

「統満?想嬉ちゃん起きたの?」

ビクッ――――――
男の人…
いや、いやだ、やだ
怖い…だれか…怖いのやだ、
身体が尋常じゃないくらい震える
どうしよう…止まらない
犯される?いや、もうやだ

ギュウ―――――――――
えっ?

「都輝(つき)でてろ…
想嬉…大丈夫…大丈夫…
ゆっくり息しろ?大丈夫だから、な?」

息?息ってどうやるの…
分からない…
頭が正常に働かない
苦しい!息出来ない
また私は意識を手放した…
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