【完】星空を見上げて。


そんなとき思い出した。


いつだったか誰かが言ってた言葉を。


「七夕の日が曇っていて天の川が見えないのは、彦星と織姫が1年に1度だけあえる大切な日を壊されたくないから」だって。


そう考えたら、七夕の日が曇っていてもいいような気がした。


会いたくても会えない。


一緒にいたくても、少しだけ話すだけでも許されない。


そんな魔法をかけられた2人に


辛くて悲しい魔法がとける


誰もが待ち望むその日を。



















< 3 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop