sweet voice
結局、夜はそのままひとつのベッドで眠った。


キスしただけで、それ以上のことはなかった。


翌朝目を覚ますと、伸二くんと視線が重なった。


「花音さん、おはよう」


「・・・あっ、うん、おはよう」


「寝ぼけてる花音さん、かわいい」


チュッ、と軽くキスされた。


「僕、家に戻って着替えてくるから。


どこ行きたいかで服装考えるけど?」


「うーん、そうだな・・・」


本音を言えば、このまま部屋でゴロゴロしていたい。


でも、誘ったのは私だしな。


なんで、誘ったんだろう?


「ちょっと、考えとく」


「そしたら、買い物つきあってもらっていい?


花音さんに選んでもらおうかと思って」


「うん、わかった」


「じゃあ、駅前に11時でどう?」


「いいよ。


あ、もしかして、ものすごい高級店に行ったりする?」


「しないよ、普通のとこだよ」


「わかった」


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