sweet voice
「少々お待ちください」
紙を引き寄せるような音がする。
「お待たせいたしました、ご注文ありがとうございます。
こちらですが、ケースが通常と比べて多かったものですから、保留にしています。
何ケースに変更いたしますか?」
「30ケースに変更をお願いいたします」
「かしこまりました、30ケースですね」
「ありがとうございます、よろしくお願いいたします。
それでは、失礼いたしま・・・」
「あの、藤原さん」
「はい?」
電話を切ろうとしてる私をさえぎるように、荒井さんは私の名前を呼んだ。
「僕、以前に藤原さんへ名刺を渡しましたか?」
「いえ、頂戴しておりませんが」
「では、どうして僕あてにお電話してくださったんですか?」
「すみません、お恥ずかしい話なんですが、後輩が数量をいくつかミスしまして、後輩からお名刺を借りて、手分けして電話をかけている次第です」
紙を引き寄せるような音がする。
「お待たせいたしました、ご注文ありがとうございます。
こちらですが、ケースが通常と比べて多かったものですから、保留にしています。
何ケースに変更いたしますか?」
「30ケースに変更をお願いいたします」
「かしこまりました、30ケースですね」
「ありがとうございます、よろしくお願いいたします。
それでは、失礼いたしま・・・」
「あの、藤原さん」
「はい?」
電話を切ろうとしてる私をさえぎるように、荒井さんは私の名前を呼んだ。
「僕、以前に藤原さんへ名刺を渡しましたか?」
「いえ、頂戴しておりませんが」
「では、どうして僕あてにお電話してくださったんですか?」
「すみません、お恥ずかしい話なんですが、後輩が数量をいくつかミスしまして、後輩からお名刺を借りて、手分けして電話をかけている次第です」