誘拐犯との危ない恋
「ただいま亜弥帰ってきたの」
お兄ちゃんが帰って来た。
「あら、お帰りなさい。
でもまだ2階に行かないでくれる??
亜弥ちょっと興奮してるっていうか、混乱してるっていうか……」
お母さんが言った。
「…??…あぁ分かった。
少しココにいるよ……」
お兄ちゃんはソファーに座った。
「アレ?何これ??」
お兄ちゃんが指さした先には亜弥の投げた手紙があった。
お母さんはその手紙を拾った。
「ぁ…これ…
亜弥が私達に書いた手紙だわ……」
お母さんは封筒を開け、
手紙を読み始めた。