誘拐犯との危ない恋

手紙を読み終えた頃、お母さんは泣いていた。


「亜弥は純粋にあの人を愛していたのね……」




「まゆちゃんに頼たかったコトって、これだったんだな……」

お兄ちゃんが呟いた。







その時、お父さんは頭を抱えて黙って静かに涙を流していた。


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