誘拐犯との危ない恋

『辛くなったら見るんだぞ、分かったか?』


ふと昇の言葉を思い出した。





亜弥は封筒を開けてみた。



その中には、たくさんの写真が入っていた。




「あっ…」

その写真を取り出すと
1番上には亜弥が事務室で見つけた、昇の家族写真があった。


写真を1枚1枚見ていくと、、、2人の写真がたくさんあった。。。


公園に行った写真やケーキを食べている写真。


その中には1番始めに撮られた、振り返り様の亜弥の写真もあった。






「写真現像終わってんなら、見せてくれれば良かったのに…」

亜弥は写真を涙を浮かべながら笑顔で言った。


写真を全て見終り
写真を封筒に入れようとした時、封筒の中に4つに折られた紙が入っていた。





「何だろう??」


亜弥はそれを広げてみた。


「これ…手紙だ……」




亜弥は手紙を読み始めた。


< 110 / 135 >

この作品をシェア

pagetop