誘拐犯との危ない恋
『辛くなったら見るんだぞ、分かったか?』
ふと昇の言葉を思い出した。
亜弥は封筒を開けてみた。
その中には、たくさんの写真が入っていた。
「あっ…」
その写真を取り出すと
1番上には亜弥が事務室で見つけた、昇の家族写真があった。
写真を1枚1枚見ていくと、、、2人の写真がたくさんあった。。。
公園に行った写真やケーキを食べている写真。
その中には1番始めに撮られた、振り返り様の亜弥の写真もあった。
「写真現像終わってんなら、見せてくれれば良かったのに…」
亜弥は写真を涙を浮かべながら笑顔で言った。
写真を全て見終り
写真を封筒に入れようとした時、封筒の中に4つに折られた紙が入っていた。
「何だろう??」
亜弥はそれを広げてみた。
「これ…手紙だ……」
亜弥は手紙を読み始めた。