誘拐犯との危ない恋

「分かった…


あと…お前、目腫れてんぞ


どうせ昨日泣いたんだろ…?


無理して笑うなよ……」


透哉は言い終わった直後に走って亜弥から離れた。

角を曲がった時に足を止め、涙を拭いた。








「ありがとう。透哉」

亜弥は透哉の背中を見て呟いていた。




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