誘拐犯との危ない恋
「すいません。」
後ろから医師が亜弥に声をかけた。
「これは貴方に渡しておいた方が宜しいかと…」
医師が亜弥に渡して来た物は、昇がいつもしていたネックレスと、、、
少し先がとがった鉄の塊だった。
「あの…これゎ……?」
亜弥は鉄の塊を手に取った。
「それは……………
銃弾です……」
「昇の心臓にあった銃弾デスか??」
「はい…」
医師が低い声で答えた。
「ありがとうございます。」
亜弥は震えた声でお礼を言い深々と頭を下げた。