誘拐犯との危ない恋

葬式を終え、亜弥たちは火葬場に着いた。




「これで本当にお別れです。


最後に、、、
お別れの挨拶などがありましたら、どうぞ…」

スーツ姿の若い男が言った。




部屋中に沈黙が流れる中、
亜弥の隣にいたお兄ちゃんが口を開いた。


「亜弥…ほら…」
お兄ちゃんが亜弥の背中を押した。




「う、、、うン……」
亜弥は静かに呟き
昇の元へゆっくりと向かった。






「昇…これで本当にお別れなんだね。。。」





亜弥は昇の頬を触り、
「もぅこうして昇に触るコトも出来ない何て…」





「昇さよなら…」

亜弥は昇にキスをした。



「短い間だったケドありがとう。


愛してるョ…」








「もぅ大丈夫ですか?」
男が聞いた。




「はい…

お願いします。。。」

亜弥は頭を下げた。





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