誘拐犯との危ない恋
2人は外へ出た。
「亜弥」
警察の辺りカラ男の声がした。
「えっ…何で」
亜弥は驚いた。
声の主はお父さんだった。
「大丈夫だぞ亜弥は今日帰れるから、安心しろ」
「違う違うの」
亜弥は自分の意思を伝えようとした。
その時、昇が亜弥の首に腕をまわし、大声で叫んだ。
「ウルセぇ
こいつがどぅなってもイイのか」
「えっ…昇??」
亜弥は警察の方を見ながら昇に問掛けた。
「大丈夫。亜弥だけは守るから……」
昇は小さな声で答えた。
「そんなのヤダョ…
私たちはずっと一緒デショ??」
亜弥は昇の方を見て言った。
昇は涙を流していた。