晴れのち曇り ときどき溺愛
私の手を引きながら下坂さんはマンションの中に入っていく。手を繋いだままエレベーターに乗り込み、廊下を歩く。最上階にある下坂さんの部屋のドアを開け、中に入ると下坂さんは後ろ手でドアを締めながら私を抱き寄せた。
「梨佳。会いたかった」
「私もです。急に居なくなるから寂しかった」
駅のホームで我慢していた思いが溢れてきた。意地を張って、自分の心に嘘をついて…。それでも私は下坂さんの事を思うと好きで、寂しくて…。色々な感情に飲みこまれていた。
「身体が冷たくなってる。ずっと駅に居たのか?」
「はい」
「馬鹿だな。でも、そんな意地っ張りの梨佳が好きだ」
ゆっくりと下坂さんの綺麗な顔が近づいてきて、微かに唇が触れ合った。そして、何度も唇を触れ合わせるうちに次第に身体の奥底が熱くなってきた。好きだという気持ちがどうしようもないくらいに溢れて来てしまった。
「下坂さんが好きです」
私の好きの答えは下坂さんのキスだった。何度も角度を重ねながらのキスの間。私の身体は下坂さんに包まれていた。私が思う好きよりももっと深く感じるキスは…自然と舌を絡ませながらオトナにキスになっていき、私の思考は全て下坂さんで埋められていった。
下坂さんは私の身体を抱き上げると耳元で囁いた。
「俺も初めて会った時からずっと好きだった」
「梨佳。会いたかった」
「私もです。急に居なくなるから寂しかった」
駅のホームで我慢していた思いが溢れてきた。意地を張って、自分の心に嘘をついて…。それでも私は下坂さんの事を思うと好きで、寂しくて…。色々な感情に飲みこまれていた。
「身体が冷たくなってる。ずっと駅に居たのか?」
「はい」
「馬鹿だな。でも、そんな意地っ張りの梨佳が好きだ」
ゆっくりと下坂さんの綺麗な顔が近づいてきて、微かに唇が触れ合った。そして、何度も唇を触れ合わせるうちに次第に身体の奥底が熱くなってきた。好きだという気持ちがどうしようもないくらいに溢れて来てしまった。
「下坂さんが好きです」
私の好きの答えは下坂さんのキスだった。何度も角度を重ねながらのキスの間。私の身体は下坂さんに包まれていた。私が思う好きよりももっと深く感じるキスは…自然と舌を絡ませながらオトナにキスになっていき、私の思考は全て下坂さんで埋められていった。
下坂さんは私の身体を抱き上げると耳元で囁いた。
「俺も初めて会った時からずっと好きだった」