My name ―私の名前と君の名前―


私は松野さんが
相変わらず苦手。


だけど・・
大分なれてきて
結構楽しい。


「次音楽!
移動しないと~」


「うん!」


今は紗柚と
一緒に居る。


きっと私は
明るくなった。


そう思える。


まだ少しだけ
人を信じる事が
怖いけど・・


大丈夫だよね?


だって、私


「あっ、坂宮だ」


!!


「紗・・柚
声大きいからぁ」


「あっ、ごめん」


私には紗柚がいる。


私は小さい声で

「ありがとう」


「えっ?なに?」


紗柚は聞こえて
なかったみたいで


「なんでも
ないよ~♪」


「あっ、待ってよ!」
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