同居人は国民的アイドル




「じゃあミナミちゃん。
廉に何してほしい?こいつ何でもやるから!」




海翔くんの言葉に頬を赤くするミナミさん。




「いや、勝手に言うなよ」




廉くん困ったように笑ってるけど…………


ほんとに、何でもやるのかな。




例えばちょっと無理なお願いをされても、「ファンサービス」という名目でやるのかな。




「え、えっと…………」




まだ何も始まってない。




始まってないけど、なぜか胸がうずうずする。




「何でもいいよ〜。シンプルにどうぞ!」





「じゃ、じゃあ…………



廉くんに、告白されたい…………です」






え?





廉くんに、告白?






「ちょっとちょっと〜。
ミナミちゃん可愛い〜」




< 202 / 233 >

この作品をシェア

pagetop