同居人は国民的アイドル
こいつ…………ほんと悪魔だ。
一瞬でも、廉くんがわざと下敷きになってくれたのかなって考えて損した。
「全っ然重くないし!!!
そっちが弱すぎて支えれないだけじゃないの?」
廉くんの筋肉を見といて弱いわけがないでしょと思ったけど、今さら訂正するわけにもいかない。
私がそう言ってまた睨むと、廉くんの眉がピクッと動いた。
「最っ低!!!ほんとありえないっ!!」
廉くんの上にまたがったまま、また叫ぶと…………
「………最低でありえないのはどっちだよ」