* KING *
朝目覚めた。久しぶりに自分の部屋で過ごせ 気分もリフレッシュ出来た気がする。

人間ストレスが有りすぎると 何らかの支障が出るものだし、この強行突破は必然的な行動という事だと 思いたい。

昼から柚ちゃんは 用事があるというので、ゆっくり目の朝ごはんを食べ 昼前には解散となった。

今日は土曜日なので 一般的な人は今日、明日が休日だ。どうしょうか?怖いけど…先輩に連絡するべき?

とりあえず 携帯をオン…

あり得ない…先輩の履歴ばかりがあって、見なかったらよかったとさえ思った…

散々考えたけど、逃げてもどうせ先輩には敵わないと思い 電話を初めてした。

「杏 今何処だ?」

「あの、家にいます…」

「わかった…」

プッと音が聞こえる携帯を見つめた。

えっと…私はどうすべき?

考えたけどわからなくて…部屋の片付けをし始めた。来週の会議までに先輩の家にいるのなら、服の用意しなきゃ…後先輩家に置いてた服持って帰らなきゃとか 考え事をするから 全然何も出来ていない。

ピンポーンとチャイムが鳴り、まさか?と思った人が玄関にいる!?

はい?

…私先輩にマンションの場所は教えてないのに…何故?絶対開けたくない。だけど確実に私ピンチじゃない?

逃げ場のない気持ちと場所に 追い詰められた…

突然鳴り出す携帯…更に追い討ちをかける先輩の恐ろしい行動に 玄関を開けるしか手段はなく、早からに諦めた…。



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