今、この瞬間を先生と。

2- 2

次の日の朝、私と緋麻里はいつもより少し早く待ち合わせして学校に行った。



あ、ちなみに!
緋麻里とは小学生の頃から一緒に、登校してるんだ。



今日は、まぁ最初だし?早く学校に行くことにしたの。





「…なんか案外早くついちゃったね。」


学校に着いて、緋麻里の最初の一言。



それもそのはず。

私たちはHRの40分前に着いたのだから。



「まぁいいじゃん!昨日の続き話そ。」


私は昨日話したりなかったから、体力が有り余っている。


「おっ。いいね。」




「どうだった?いとこ。」



「……なんでそれを1番最初に聞くのよ。
なんか、もっとこうあるでしょ。」



「ないけど?」


「あんた昨日言いかけてたでしょ。担任のこと。」




あらぁ。そういうの覚えていらっしゃるのね。
記憶力がいいこと。おほほほほほほほほ。




…誰だよ。
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