Only Three Months
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姫を助けてから、3日目。
オレは学校へ、姫は家に残る。


「行ってくる」
「うん」
「出ないでね」
「うん」
「できるだけ早く帰ってくるから」
「うん」


姫が笑いながら頷いてくれた。
姫をひとりで、警備とかがない家に置いていくのが不安なんだよ。


「大丈夫だよ」
「だといいけどな」


姫に送り出されて学校へ向かう。
誰かに見送られるのがすごく奇妙だった。
一人暮らしが長くて、勝手に学校へ行ってたから。


「…マイク?」
「ん」
「上の空だけど、大丈夫?」
「ああ」


学校へ行く途中で、いつものようにエドと合流。
ただ、いつも以上にエドの話が入ってこない。
家にいる姫が頭に残りすぎてる。

幸い、エドが勝手に話してて、オレが意見しないといけないことはなかった。
交流会のことも、聞いてこなかったし。

学校に着くと、オレに視線が集まるのが分かった。
いつもの女子の目線はエドで、なんで今日はオレなんだよ。


「お姫様効果だね」


交流会で姫と踊ったからか。
注目されたくないのに。
ただ、仕方ないとも思う。
エドを含め、いろんな男子が姫と踊りたがってたし。

自分の席に座って、みんなの視線を感じつつ、エドの話を聞く。
本当に、話題が尽きないよな。


  ☆


「みんな聞いて!!」


昼休みに食堂で、誰かが大声で言った。
たまに、こういうのがある。
ちゃんと静まるんだよな。

人が多くてうるさいから、オレは食堂が好きじゃないけど、
ご飯がここでしか食べられないから毎日来る。

姫、ちゃんとご飯食べられるだろうか。
一応、朝ご飯の残りをあっためて食べてって伝えてはあるけど。


「…姫が消えた!」


…エドがオレの肩を掴んで揺らしてくる。
確かに大ニュースだよな。
姫が城にいないんだから。


「あの人、庶民新聞の社長の息子だから、信用度高いよ」
「そうなんだ」
「姫が消えちゃったって!」
「大変だな」


エドには悪いけど、あんまり興味のない感じを出しておく。
ニュースを伝えてる生徒は、親から速報をもらってるんだろうか。
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