Only Three Months
Diary
いつの間にか寝れていた。
眩しくて目を覚ますと、窓から太陽の光が入ってきてて。
隣のベットにいるはずのエドは、すでにもういなかった。

顔を洗って食堂へ降りると、朝食が並んでいて。
空いている席に座って、食べ始める。


「サー、マイクも来たので聞いてもいいですか」
「何だ」


エドが、オレを待って聞きたかったこと。
たぶん、オレが聞きたいことでもある。



「処罰が決まるまでの期間です」


確かに、ちゃんとした期間を聞いたわけではなかった。
現行犯逮捕もされてないし。


「2週間だ。
 その間、この城の敷地内で自由に過ごしてくれたらいい。
 あの日記を読むのもいいだろう」


2週間もあるのか。
長いな。

サーの養子になってることで処罰の決定に時間がかかるのか?
仮にも、“姫”を誘拐したことになってるのに?


「マイク、遠慮せず食べるのよ」
「ん」


エドの母親が気遣ってくれる。
いつもと同じように食べてるつもりだけど。

オレが食べ終わるのを待って、エドが誘ってくる。


「マイク、部屋行こう」


台車を押しながら、食堂を後にする。
貨物用のエレベーターの場所を教えてもらって、部屋へ運ぶ。


「これ、読むんだよね」
「少なくともオレはね」


オレは正直、こんなにたくさんの記録を遺してくれた父親に感謝する。
確かに、これを読んで内容を知ることに、不安もある。
それ以上に、好奇心と期待があるんだ。


「そんな楽しそうなマイク、久しぶりに見た」
「え」
「最近はずっとアリーのことで難しい顔してた」


オレひとりでいるよりは、エドとずっと居る方が気が紛れる。
それに、父親の日記を読むっていう、やらないといけないこともできたから。
< 87 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop