http://荒らし執行サイト.com
「なぁ蒲須坂」

突然、隣の席の久喜君が話しかけてきた。

私の目を見ず、また何処か遠くを見ながら・・・

その儚げな表情が、
また素敵だった。

「なに?」


「あのさぁ、お前、白岡たちのことどう思ってる?」


「え?」



白岡さんは・・・
それは・・・色々最低な人だとは思ってるよ。
願わくば、なんとか美緒と私の分、痛い目にあわせてやりたい。
それが本音だった。

でも、久喜君にそれを言っていいのだろうか。

久喜君が敵か味方かも解らないのに、
秘密をペラペラと話してもいいのか?


たじろぐ私がふと視線を上げると、
白岡さんグループの1人、野木 友香と目が合った。

「あ?見てんじゃねーぞ!」

威圧的に言われ、私は下を向く。

「そもそも、久喜君が可哀想だから話しかけんなよ!オメーは美緒の事だけ考えてろブス!」

私は黙って下を向いたままでいた。


「これじゃあキリがないな」

話しかけてごめんね、と、久喜君は言って、
スマホを弄り出した。

< 32 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop